北京の合間に

ちょっと考えたことを。

9日は長崎原爆投下の日です。6日は広島原爆投下の日。そして15日は終戦記念日。
それらに挟まれて自分の誕生日があるということが、今さらながら不思議だなぁと思います。自分がたまたま8月に生まれただけで、そんなことは単なる偶然にしかすぎないのでしょうが。
でも、誕生日を迎える前後で必然的に戦争のことを考えます。
その中で一番考えるのは原爆のこと。長崎に住んでいたので、広島を除く他県の人に比べたら少し意識が違うような気がします（と言いつつ確かめたことはありません）。

小学校から高校までの12年間、ずっと原爆の話を聞いてきたので、その地獄絵図のような風景を想像するといつも胸が痛くなります。
もちろん、悲惨な兵器は核兵器以外にもたくさんあります。たとえナイフ一本だとしても、人が人に殺されるというのは悲惨なことです。
ただ、ボタンたった一つで何万人、何十万人を一瞬で殺せる核兵器は、人がもっとも使ってはいけないものだと思うのです。
戦争は悲惨。それ以外の言葉はありません。判り切っているはずなのに、戦争をやめられない人間。そこにいろんな利害や思惑がある限り、どうしてやめられないのだろうと考えるのは意味のないことなんでしょうか。
でも、亡くなった方たちの無念に報いるためにも、生きている私たちはもっと考えなきゃいけないんだと思います。

8月になると決まって戦争に関する特集が組まれますが、本当は8月じゃなくても考えなきゃいけないんですよね。そんなことを思う8月と誕生日。