来週は最終回…

『僕の歩く道』
来週はとうとう最終回です。寂しい…。

今回はテルの家族がメインでしたね。家族だからこそ思うところもあるわけで。
私も小学校低学年のとき、弟のことで色々言われたのを思い出しました。といっても、弟は障がい者じゃないし（あえて言うなら身体的ハンディが若干あるくらい）、悪意のあることを言われたわけでもないのですが、それでもやっぱり気持ちのいいものではありません。毎回毎回それを聞いてくるなよと、説明しながら心の中では本当に面倒くさく思っていました。親に言ったことは一度もありませんでしたけど。
そういうことをちょっと思い出した回です。

レースに出たいと言ったけど、お兄ちゃんに駄目だと怒られ、ゴミ箱にチラシが捨てられているのを見たとき、テルなりにお兄ちゃんの言ったことを考えていたんだなって思いました。
何も言わないし、周りから見れば何を考えているのか分からなくても、テルはちゃんと感じてるし考えてるし、覚えているんですよね。
だからこそお兄ちゃんに対しての「ありがとう」だったわけだし。
誰かと接するときに、相手が障がい者だからとか子どもだからとか、誰々だからどうせ分からないだろうと思うのは間違いです。相手はちゃんと分かっています。そして、その言動を誰かがきっと見ています。
そのことを一人でも多くの人が気付けば、もっとやさしい世の中になるのになぁ。

都古ちゃんは、結婚という行為に対しては自業自得かもしれないけれど、それだけ居場所が欲しかったんですよね。
でもお母さんも河原さんも、世間の目だけを気にして、都古ちゃん本人を一個人としては見てくれなかった。言葉は悪いけど、外面だけの人間、うわべだけ良くしていればそれでいい人間。そこに心があることに気付いていない、可哀相な人たちです。
最終回、都古ちゃんはどんな選択をするのかな…。